新潟の総合人材サービス、スタッフエースの五十嵐です。
前回までは、事務系の職種についてお話させていただきました。
今回は少し離れて、職歴の多い方向けの就活についてです。
ジョブ型雇用の欧米と異なり、人に対して仕事をあてがう日本において
【転職の回数=キャリアアップ】という概念は乏しい。
業務内容が明確なジョブ型雇用であれば、経歴書をみれば着実なステップアップ感が
わかるので、例え職歴が多くとも採用不採用は、その方の職歴の多い少ないでなく、
業務遂行が可能か不可能で判断できます。
かたや,ここは日本ですので、多くを占める日本型の雇用は、
『職歴が多い=すぐに辞めてしまう』という印象を持たれがちです。
職歴が多いと自覚している方は、きちんと対策をして就活に臨みましょう。
ここに記載した内容は、あくまで個人的な見解によるアドバイスですが、
様々な企業の採用担当の方にも確認していますので、問題は無いと思います。
◆履歴書/職務経歴書などの応募書類作成の準備とコツ
応募書類の作成にあたって、職歴の多い方は、欄が少なく書ききれないとか、いつから
いつまで働いていたか思い出せないなどの問題に直面します。
履歴書、職務経歴書を作成に当たってを少しまとめましたので、確認してみてください。
1 基本的にパートやアルバイトの経歴、正社員でも今回の応募に影響の無い経歴は、
2行くらいにまとめる。
2 正社員の就業時期は、雇用保険加入をしていたと思われるので、職安で確認。
3 志望動機、自己PRを充実させ、就業意欲を伝える
その際に、すぐに辞めない印象と簡単な今までのキャリアの説明ができれば◎
4 職務経歴書は、キャリアでまとめるか、新しいほうから記載する逆編年式を用いる。
職歴は多いが、職種が同じものが多いようであれば、キャリア式でまとめることを
勧めます。新しい職であれば、新しい経歴から主だったものだけをチョイスして記載
することを勧めます。
書類に関しては、全部書こうとしない。使えそうなものだけを使いましょう。
働いていないキャリアを記載することは悪ですが、忘れてしまったとか、敢えて省くことは
悪ではありません。聞かれたら正確に答えれば問題ありません。
今までのキャリアを全部書いて、職務経歴書が3枚以上になると、より転職回数が多いという
印象を与えますし、読むほうもおなか一杯になります。
◆面接対策
さて、ようやく書類選考を通過しても、今度は面接が待っています。
何度も言いますが、転職回数が多い方に対して、企業は
『すぐに辞めるのではないか』『飽きっぽいのでは』などのマイナスなイメージを
持っています。
面接は、そのマイナスイメージを払拭するためのチャンスの場と思って臨みましょう。
1 退職理由は必ず聞かれると思ってください。
1社1社振り返ってまとめておきましょう。
結婚、出産、契約満了、家庭の問題(介護)など、
できるだけ具体的に回答できるよう準備しましょう。
具体的なほうが説得力があります。
また、ハラスメントや人間関係、就業条件による退職もありますが、
理由としては適切でないと思います。
人間関係や就業条件など、会社に退職理由を寄せる回答は、相手に自分が面倒臭い人間という
印象を与える可能性があります。気を付けましょう。
2 自己PRや自分のセールスポイントをまとめておく。
派遣社員の場合もそうですが、契約満了を繰り返して多くの現場を経験することがあります。
転職回数が多いは、多くの現場で様々な経験値を稼いだことにもなります。
新しい組織や人間関係に早く適応できる。いろいろな会社の様々な仕事のやり方に適応できる。
新しい専用システムにも早く慣れて、柔軟に対応できた。など、実績をアピールしてください。
何ができるかが採用不採用のポイントにしている会社もあります。今までの自分のキャリアが
今回の募集にどう活かせるか、経歴をまとめて話せるよう準備しましょう。
職歴が多い方は、初めての転職の方と違って、不利に働くケースがあります。しっかり準備することで
採用へのベクトルが働きます。自分でまとめた後は、誰かに聞いてもらったり相談することをお勧めします。
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