新潟の総合人材サービス、スタッフエースの五十嵐です。
今回は、『紹介予定派遣』についてお話させて頂きます。
派遣から直接雇用と聞いて、まず頭に浮かぶのは『紹介予定派遣』ではないでしょうか。
スタッフエースでも『紹介予定派遣のお仕事ありますか』という内容の問合せを、よく頂きます。
紹介予定派遣とは、就業開始から6か月以内の直接雇用を前提とした派遣の事をいいます。
ですので、派遣開始時に直接雇用へ雇用転換した際の雇用条件を、派遣就業時の
条件と合わせて提示しなくてはなりません。
また、求人企業側は履歴書など個人情報の提示を求めることや選考に際して面接も行うことができます。
有効求人倍率が1.0を超える状況ですが、事務系職種においては0.4前後の厳しい数字です。
問合せの中で特に目立つ層が、20代の正社員志向の強い方と育児ブランクを経て再就職を考えている
ママさんです。
なかなかうまくいかない就活の中で、事務系職種で安定就業の方法のひとつとしてお問合せを頂いている
のだろうと思います。
ところがこの紹介予定派遣ですが、新潟においては、ニーズがある割に求人は非常に少ないのが現状です。
ある派遣求人のポータルサイトを見ても、新潟市において、事務系派遣求人が265件あるのに対して
事務系紹介予定派遣求人は19件。内、同じ求人と思われるものが6件、紹介後の雇用形態が正社員のものは
5件しかありませんでした。
これは、紹介予定派遣というシステム自体が余り知られていないことなど様々理由があります。
また実際にお紹介予定派遣に応募する際に気を付けなくてはいけない点もいくつか存在します。
・直接雇用を前提としているが、必ず採用されるとは限らない
採用選考時には履歴書、職務経歴書の書類選考、面接、適性検査をフルで実施する
企業もあります。また派遣期間中も採否の見極めが行われます。
派遣期間中の振る舞いで雇用はしないという結論も想定されます。
・直接雇用時の条件確認は必須です
大手企業に意外と多いのは、直接雇用になっても正社員でなく契約社員というもの。
正社員への転換は地場の中小企業が比較的多いように思われます。
正社員になりたいと考えている方は要確認です。
その他に給与や福利厚生など細かい項目のチェックは必要です。
また業務内容においても大きな変更がある場合があります。
派遣期間中は、決められた業務だけでよいとされていても、直接雇用後は、責任を
もってそれまで以上の業務を期待される場合があります。いわゆる、あれもこれも
というやつです。せっかく苦労して正社員になっても、事前に聞いていた話と違う!
と退職する例もあります。しっかり確認しましょう。
・実績をチェック
今まで、その派遣先でどれだけの方が派遣されて、直接雇用になって、退職せずに
どれだけの方が就業し続けているかも、派遣会社を通して確認することもお勧めします。
実績はウソをつきませんので。できる範囲で情報を集めることもマストです。
件数的には少ない紹介予定派遣ですが、利用すべきかどうかの判断は個人的には
アリと考えてます。
前提として、いくつかの条件はありますが、職安などの求人応募と並行してエントリーも
出来ますので、しっかり内容を確認したうえで、自分の希望に当てはまるようであれば
紹介予定派遣への応募も考えてもいいかもしれませんね。
まとめ
条件や内容を確認し、希望条件に近い内容であれば紹介予定派遣への応募もアリ。
ただし件数自体が少なく、質の良い求人を探すことが困難である現状もある。
一見、正社員に近そうな紹介予定派遣ですが、なかなかハードルは高いです。
スタッフエースでも紹介予定派遣の求人はございますので、ぜひ確認下さい。
事務のお仕事はスタッフエースにお任せください。